★ 台風と植木鉢……2018年10月01日 10:38



 いやはや凄い台風だった。家の南前には公園があり、大きな桜の木が2本ある。春になれば素晴らしい満開を見せてくれる。大きなビルなどは2,300メートルほど先で、目を遮るものはなく、また空気の流れも遮ったりしない。実に大らかな環境なのだが…… 昨夜の南からの狂風(いや強風だった)にはぶったまげてしまった。とにかく遮るものが無いのである。風に恐怖を感じたのは初めてではなかろうか。で、写真は今朝の庭である。35個ほどある植木鉢のうち、倒されなかったのは4鉢のみ。退避させなかったのは迂闊だったが、まさかあれほどの風が吹くとは思っていなかった。なにやら、このような異常ともいえる災害を伴う自然現象はこれからも続くらしい。う~ん…… 唸るのみである。
 蛇足ながら、今日の最高気温は34度との予想。扇風機はしまい、電気ストーブが置いてある。仕方ない、クーラーにスイッチを入れてこれを書いている。 

★ 「ベートーヴェン」と長谷川千秋……2018年10月07日 14:49

 親父は、クラシック大好き人間で、私はクラシックを聴きながら育った。子供の頃、どの作曲家が好きかと親父に聞いた。バッハも好きだし、モーツァルトもベートーヴェンも…… バロック、古典派、ロマン派、近代へとうんざりするほど作曲家の名前が出てきた。思ったものである。「親父は、クラシックが好きなんだな~……」
 で、本棚で見つけたのが、長谷川千秋(せんしゅう)著「ベートーヴェン」である。




 読んだのは高校生だっただろうか。面白い! 楽聖と崇められるベートーヴェンの生の姿、いやと言うほどの人間味が表されていた。崇高なる「作品」と、その裏にある「生活」とのアンバランス。ますますベートーヴェンが好きになったのを覚えている。
 何故だろう、何十年振りかで、また読みたくなった。本を手に取りパラパラと捲って唖然とした。小さいし薄れてしまった文字。こりゃ判読困難だ。しかし、半世紀ほど前は、読めたらしい。改訂版があるのでは…… ネットで調べたが空振り。度数の強い老眼鏡(3.0)をかけた。かろうじて読める。入り込んだ。だが、しかし…… 旧漢字体が読めない。若い頃は読めたのか? そんなはずは、と思えども追及しても意味はない。「漢語林」を傍らに置き、読み続ける。雑念が湧く。こんな面倒くさい小さい旧漢字の活字を良くも作ったものだ。それを文選して活字を組んだ職人さんにも頭が下がる。
 ロマン・ロランなど、ベートーヴェンを書いた作品は、多いし、研究家も多いようだ。だが、長谷川千秋のこの本は、一読すべきだと思う。是非とも改訂版を出版して欲しいものである。

★ PARKER75 STERLING SILVER、復活……2018年10月11日 18:02

 45年前に購入したPARKER75 STERLING SILVER GTだが、4年前にグリップ部分(首軸)にヒビが入りインクが漏れ出した。メーカーに確認したが、既に製造を終了し部品の供給も終わっているとの事だった。接着剤などで修理し、なだめすかして使っていたが、いよいよ諦めざるをえない状況になってしまった。さてどうするか……
  万年筆は、ペン先、胴軸、キャップ、首軸などの微妙な感触、重さなどで書き味が異なってくる。メーカー毎に異なるし同じメーカーであっても万年筆毎に異なる。それが楽しいのである。また、同じ製品でも、ペン先の太さにより書き味は異なる。私は、細字は苦手で中字か太字にしている。私のPARKER75は、中字Mである。一般的に万年筆は各部分毎に分解できるため、首軸だけを取り換えれば済むのであるが部品提供は終わっている。方法は、同型製品(もちろん中古)を購入し、銀製の胴軸、キャップ、ペン先は無駄になるが、首軸だけを交換すれば良い。さんざんググった。¥8,500.-から¥30,240.-まであった。因みにペン先は、総て細字Fか極細XFである。最安値製品は余りにも状態が良くない。かと言って首軸だけに2万も3万も出す気はない。で、KOMEHYOの¥9,980.-を注文した。届いた。驚いた。サイトの写真は、いかにも中古だったが、正に新品同様。さっそく、愛着あるPARKER75の首軸を替え、インクを入れ、試し書き。当たり前の事であるが書き味は今まで通り。これで、ぐっすり眠れる。


 SterlingSilverとは、銀の含有率925パーミル(92.5%)とのこと。しかも、ペン先は、14K…… 死蔵しちゃうのは…… この話を聞いたカミさん曰く。「イイわよ。地金屋さんに持ってってあげるわよ」 う~ん、潰されちゃうのかな…… 


★ 再度、PARKER75 STERLING SILVERに思う……2018年10月13日 08:48



 今、PARKERに入れ込んでいる。
 写真上が、45年来愛用しているペンで、首軸を交換したものである。快適な使い心地である。ペン先は中字M。下は、購入したペンに古いボロボロの首軸をセットしたもので、ペン先は極細XF。首軸は、再度、未練がましく接着剤で丁寧にヒビを覆っている。見た目は立派なPARKERであるが、まだインクを入れていない。かなり高い確率で、またインクが漏れると思うからだ。つまり、恐いのである。人間とは適当なものである。極細は嫌いだったが、一本ぐらいあってもとの雰囲気になっている。漏れるようであれば、完全にこのペンは単なる「物」になってしまう。できれば生かしたいのだ。ウジウジ、グダグダ…… そんなこんなで今日一日が始まった。このペンは、逸品である!


★ 緊急車両のサイレン音……2018年10月20日 09:15

  秋の夜長、静かな中に突然響き渡る緊急車両のサイレン。事故か火事か救急か…… ある程度、音色で判断することはできる。真夜中の出動など警察や消防には頭が下が下がる…… のだが、どうにもけたたましい音にビックリしてしまう。急を要する業務であり、右側通行や信号規制解除などを周囲の車両や通行人に知らせるのが目的であり、もちろん法令で定められている。しかし、あれほどの音量が必要なのだろうか。調べてみた。決められているのは「20m前方で、90dB以上120dB以下であること」だけだと言う。そもそも90~120dBとはどれほどの音なのか。 
●90dB: ・犬の鳴き声(5m) ・騒々しい工場の中
     うるさくて我慢できない音
●120dB:・ジェットエンジン、飛行機のエンジンの近く
      聴覚機能に異常をきたす音
なるほど、どう考えてもこれでは数キロ先まで音は届くだろう。
 人命救助に関わるサイレン…… イイじゃないか、お前はビックリするだけなんだから。ま、そうかも知れないけど……

★ フランケンシュタインの誘惑……2018年10月30日 09:23



 NHK「フランケンシュタインの誘惑E+」第一話「人体蘇生」第二話「放射能 マリーが愛した光線」を観た。吉川晃司のナレーションも良い。内容的には、まさに明と暗、実に重く、そうだったのか。人間とは…… の連続である。
 そういえば「フランケンシュタイン」を読んでない。メアリー・シェリーが、1818年、21歳の時に出版したらしい。女流作家とは知らなかった。それに、改めて言うまでもないが、そもそもフランケンシュタインとは怪物の名前ではなく、それを創り出した科学者の名前であり、怪物には名前がない。原題は『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』(プロメテウスとは、人間を創造したとも言われるギリシャ神話の男神)で、彼女は、SFの先駆者、あるいは創始者と呼ばれているが、とにかく著者の博学振りや、哲学的な内容には恐れ入った。しかし、情景描写、心理描写が微に入り細に入り詳細にわたり細々と、くどくどしいため(こちらもくどい)、途中で読むのを止めようかと思ったほどだった。しかも「地」の部分がほとんどなく、登場人物の「台詞(語りや手紙)」で構成されているため、疲れるのである。その意味では珍しい小説とも言えるかもしれない。
 小説を読むことはお勧めしないが、彼女の「発想」は素晴らしく、これからも確実に「フランケンシュタイン(主人公と怪物)」は、生き続けるはずだ。
 なお、蛇足ながらWikiで「フランケンシュタイン」を検索すればストーリーが読める。

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