夢中になるって事は、素敵な事なのかもしれない。どちらかというと冷めた性質(たち)であるため、いわゆる「追っかけ」にはちょっと理解しがたいところがある。
ある日、ジュエリー作家のカミさんがギターピックってどんなの?と聞いてきた。実物を見せると、出来るなとつぶやいて部屋を出ていった。数週間後、出来たわと見せてくれたのがこのブローチ。一瞬、鼈甲?と思ったが、Gibsonのロゴ。そのお客さん、亡くなったある歌手の熱烈なるファン…… これは、彼から贈られたギターピックだという。このブローチを胸に彼を偲ぶんだろうな~と思うと、なにか切なさを感じてしまう。