★ 「三猿もどき」……2014年11月19日 11:35

 最近、「三猿もどき」になってしまった。湿りがちな気分である。

     (画像は、他サイトから無断拝借)

 三猿「見ざる,言わざる,聞かざる」 して、その真意は? 「耳は人の非を聞かず,目は人の非を見ず,口は人の過を言わず」「礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ……」 基準となるべきものが在ってこその教えである。ま、簡単に言えば、失礼な事は止めましょう、になるのかも知れない。
 ところが、ここ数年前より「見たくない」「言いたくない」「聞きたくない」の心境になってしまったのである。
 小説よりも奇なる殺人事件(肉親が肉親を、親が子を、子が親を、誰でも良かった、振られたから……)、相変わらず引っ掛かる詐欺事件、己が今何処に居て何処を歩いているのかすら判らなくなってしまったモバイル中毒認知症患者、ルールを無視したゴミ放棄、医療ミスにより何人もの患者を死亡させながら未だにその医者に治療を続けさせている大病院…… いや、それよりも何よりも、「愚」、「危険」とも言える数々の政策(挙げたらキリがない)を国民目線ではなく、己たち目線だけで、決定、施行しようとする政治家、官僚たちの存在。
 もう、そんな事、聞きたくないし、見たくもない。どうせ言っても蚯蚓の戯言…… 而して、「三猿もどき」が出来上がったのである。
 歳とってて良かったな~。これが、唯一、自分的(この言い方、流行ってるらしいが好きではない)に、笑顔になれるアイテム(この言い方も流行ってるらしいが好きではない)である。

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