★ ナベツネ、清武の乱……2011年11月28日 08:47

 朝日新聞:「オピニオン」に、『独裁者と呼ばれて』のタイトルで、読売新聞グループ本社会長・主筆の渡辺恒雄氏の「インタビュー」が、全段サイズで載っていた。
 一瞬、よくも朝日新聞のインタビューに…… 言い訳をしたかったのか? 競合紙であっても構わんとの自信の表れか? じっくりと読んでみた。

【清武の乱】 僕は民主的だよ 感情とは別 「江川監督」もある 巨人は、オーナーに任せる 野球に口出すとろくなことにならん
【政治と報道】 社論実現のための助言は正義
【経済危機】 各新聞社と共同提言したい

 インタビューアーも歯に衣を着せずに、彼への世間の評判や取り沙汰されているゴタゴタへの質問を投げかけ、ナベツネも腹蔵なく語っているように思えた。どちらかと言えば評判の悪い人物だし、政界の黒幕、ドンとも揶揄されたりもしている人だが、考えてみれば発行部数第一位(*)の新聞社の「主筆」である。自社(主筆の意見に反対する社員はいないと本人が言っている。つまり、社論=ナベツネの意見 となる)の社論を、あらゆる手段を使い浸透・実現させようとするのは当たり前とも言える。仮に組織が決定した内容を「鶴の一声」で…… 確かにこれがまかり通っているのであれば、その組織は宜しくないし、彼が、「俺は民主的だ」と言っても、それはむなしい。だが、彼が何か罪を犯したか? 大連立の裏方? これは社論の実現手段としての工作であり、罪にはならない。
 「たかが選手」 今回のゴタゴタ…… 確かに、良く判っていない野球に口を出したための失策。余程の阿呆でない限り、今後、野球には口を出さないのではないか。多分……
著作権者(渡辺恒雄氏、朝日新聞社)の許諾を受けずにインタビュー記事を掲載している>
 インタビューを申し込んだ朝日新聞、それを受けた読売新聞主筆。両者にエールを送りたい。エッ? 読売新聞の購読? 絶対にありえない。
 ピンポーン 「読売新聞ですが、一ヶ月だけでも……」、「我が家はね、親父の代から朝日なの。それにナベツネが嫌いだし、アンチ・ジャイアンツなの」、「あ~、そうですか。失礼しました」

(*)発行部数を、多数決の結果とみれば、第一位、つまり一番支持されている新聞ということになるが、「天声人語」にこうあった。
「多数決は手続きであり結果の正しさは保証しない」

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://goeche.asablo.jp/blog/2011/11/28/6220599/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。