★ 人間は万物の尺度と尺骨の関係……2015年08月01日 17:01

 同級の訪問を受けると、その当時に舞い戻り、いろいろなエピソードが湧きでてくるものである。今回は、高校時代の想い出を……


 世界史…… 多田先生の授業は好きだった。ある日、珍しく(?)も、ボ~ッとしていた。先生が、それに気付いたからとは思いたくはないが、「〇〇君」 ドキッとして先生を見た。
「人間は万物の尺度である…… これは、どういう意味ですか」 もちろん、頭の中は、??!¥!??#%??
尺度? そうか、1尺は、肘から手首まで、つまり尺骨の長さと聞いた事がある。私は、自信をもって、その旨、答えた。笑顔だった先生の顔つきが、急に変わった。なんとも寂しげな、そう、悲痛とも思える表情…… 
 プロタゴラス…… 先生のあの表情。窓を開け放ち、風がそよぐ木造の教室での授業。その時の先生の思いが、おぼろげながら想像できた。「あ~、私の教え方が悪いのか、それとも、このような生徒を入学させた学校が間違いだったのか……」
 その後、授業がどのように進んで行ったのか、記憶にない。考えてみれば、一尺とは日本の尺度であり、授業は世界史。たまたま尺骨を知っていたのがアダとなっての珍解答。今、思い出しても顔が赤くなってしまう。

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