★ 屁理屈雑話(2) ……「外来語」2013年06月28日 18:39



天声人語('130628付)より
●『岐阜県の男性(77)が、NHKのテレビ放送に外国語が多すぎると裁判を起こした。分かりづらくて精神的苦痛を受けたとして慰謝料141万円を求めた。コンテンツやコミュニティーデザインなどを例に挙げて、日本語を軽視するような姿勢は疑問だと訴えている』
・141万円の根拠は不明だが、心地良い気持ちにさせてくれた。NHKに限らず、あらゆる媒体(電波、紙)での外国語、カタカナの多用、さらにはそれらの略語の氾濫には辟易としている。単語の意味が判らず、そのため内容全体が理解できない場合もある。では、それらの言葉をいちいち解説すればよいのだろうか。これでは報道内容の焦点がボケてしまう。

●『明治の初め、知識人はなだれ込む外国語と格闘して、片っ端から日本語の服を着せた。哲学、個人、理性をはじめ喜劇、悲劇、社会、意識……。一語一語が国民の財産になってきた』
・ところで現在日本語に訳せない外国語はあるのだろうか。先人の努力に頭が下がる。

●『「外来語、カタカナ語を乱用するのは怠けである」と英文学者の外山滋比古さんがマスコミに苦言を述べていたのを思い出す』
・英文学者が述べているところがイイ。

 外来語、カタカナなどが氾濫する理由として、アメリカナイズを良しとし、使うとカッコ良いと思っている中高年層の存在やグローバル化を進めていますとの稚拙なアピールなどが挙げられると思う。日本語を愛しましょうなどと言うつもりはないが、変に外来語を使い、気取ったとしても周りは、アホと思っているだけかも知れないのだが……

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