★ 道路工事……2014年02月01日 11:21

 我が家の前の道路だが、新築の祭、拡幅が必要との事でセットバックした。つまり、区に何平米かを提供したことになる。その場所には下水管が埋設されているが、なんと1年半ほどでその周りが陥没し始めたのである。工事は当然ながら区が責任を持つ。当時、契約土木業者の作業を見ていたが、なんともダイナミック、言い換えれば乱暴な作業だった。小型ブルドーザーを運転していたお兄ちゃん、間違って上水管を破損。都の水道局員が来るまで大洪水状態であった。
 今回の工事は、余りにも陥没が酷く、陥没部分に高齢者が足を取られたり、夜間の自転車がハンドルを取られたりと、事故が起きては、と近所の方と相談し、区に依頼したて行われている。今回の工事責任者と話したが、水が出た後の埋め戻しが不充分で陥没したのではないかとのこと。しかし歯切れが悪い。やはり同業者を非難したくないようだ。区の担当者にも、ずさん工事だったのではと言ってみたが、やはりイヤ~と言葉を濁していた。高齢者社会である。道路工事は、きちんと遣ってもらいたいものだ。
 行政は、業者との癒着を防ぐため、入札制度を採用している。今回のような土木業者との契約は、1年単位だという。それは良いのだが、想定される工事の見積もりが、一番安い業者と契約する方式になんとなく疑問を持ってしまう。まさか、安かれ悪かれ的な業者はいないと思うが、せめて、きちんとした業者を見極めた指名競争入札の徹底を行ってほしいと思う。今回など、結局、余計な作業が必要になり、予算、つまり税金の無駄遣いになっている。
「儲かってるの?」「お蔭様で。消費税アップの駆け込み需要で……」「そうなんだ。で、その後は?」 責任者の彼、笑顔だったが答えはなかった。




★ ホアキン・ロドリーゴ……2014年02月05日 10:58

 「聴覚障害の作曲家 別人が作曲」との報道に残念ながら「やっぱり」との感に堪えない。改めて、ベートヴェンは偉大だったんだな~、と思ってしまう。
 話は変わるが、私は、クラシック・ギターが大好きなのだが、以前より盲目でありながら「アランフェス協奏曲」を作曲したホアキン・ロドリーゴが気になっていた。


 彼は、3歳の頃ジフテリアの後遺症で完全に視力を失ったが、その後8歳で音楽の勉強をはじめたという。どうやって作曲したのだろう。多少、動機に不純さを感じるが、今回の報道をきっかけに調べてみた。小倉さんという方の “MARIBLOG”に掲載されていた。


 このタイプライターは、ロドリーゴが開発した、世界で初めての楽譜浄書用のタイプライター。音符や音楽記号を全て、彼が開発した点字によって記譜し、それを専門のコピーライターによって通常の五線譜に「翻訳」していたそうだ。長年の疑問が、解決した。このタイプライターが愛おしく思えてきた。

★ China-Child ……2014年02月20日 16:40



 左の人形は、カミさんのお気に入り。右の写真は、上海で撮ったもの。この人形の坊や「だから何よ! 文句ある!」とでも言ってる感じ。


★ パコ・デ・ルシアが死んだ……!2014年02月27日 09:41

 
 

 パコ・デ・ルシアが死んだ! 2014年2月26日、66歳、心臓発作だと言う。なにか、ポカッと空虚な気持ちになってしまった。大好きなギタリストだった。情熱的な超絶技巧、ジャズの味わいを取り入れたり、クラシックなど幅広い音楽から刺激を受け、伝統的なフラメンコ・ギターの現代化だけでなく芸術の域にまで持ち上げた…… そう、“巨匠”と言える。それに、あの演奏スタイルがいい。男の私が見ても引き込まれてしまう。いや、同じ男だから余計そう思うのか。言い過ぎかもしれないが、ある種の哲学者を見る思いすらする。つい先日、YouTubeで、彼の「アランフェス協奏曲」を見つけ、ちょっと違うんじゃない……と思いつつも、お気に入りに入れたばかりだった。
 CDやエアチェックしたカセット、ビデオなどが多数ある。その中で、「Friday Night In San Francisco:スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!」には驚いてしまった。アル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリンとの共演。アコースティック・ギター3本だけの演奏でありながら、その中身の濃さ、迫力には圧倒されてしまった。生を聴きたい! 思いは通ずるものである。


 写真は、1997年の日本公演のものである。ショック! 驚愕! なまじギターをいじくっていたのが災いし、打ちのめされてしまった。嫉妬、やっかみ、失望、落胆…… これが、同じ人間の成せる業か…… 
 今は、ただただ、パコの冥福を祈るのみである。