ほぼ毎日使うご飯茶碗だが、大振り（直径130～140ミリ）で、40ミリほどの深さで軽めのものが好きである。つまり薄手の茶碗になる。食器洗いは結婚当初から私の担当なのだが、何故か自分の茶碗を欠いてしまう。欠片が見つかった時には瞬間接着剤で直すが、見つからなければ、そのまま使う事になる。ほんのちょっとなのだが、やはり気になってしまう。で、新しいのを買うのだが、古い茶碗の処理に困ってしまう。不燃ごみとして出せば良いのだろうが、世話になった茶碗である。どうにも忍びない。昨日、写真の左側の茶碗と同じものを買ったのだが、その際店主に忍びないのだがと聞いてみた。「不燃ごみで良いんですよ。近年、陶磁器の土が少なくなったので、茶碗なんかを砕いて再利用する自治体も出てきていますよ」　第2の人生があるのである。何故かホッとした。

　ふと、頭に浮かんだ事柄、物品、人物……　画像は、鮮明に頭に浮かんでいるのに、どうしても名前が出て来ない。このような事態は数年前から始まっている。朝食は、何だったか思い出せない。これは物忘れ。朝食をとったかどうか思い出せない。これはボケの始まり……　さて、名前などが出て来ないのは、どっちの前兆なのだろうか。昨夜も床に就いた途端に、何故か判らぬが、チューブラー（ロードレーサーのプロ仕様タイヤ）が頭に浮かんだ。そう、２種類ある。ブチルと……　ん？　何だったかな～、出て来ない。こうなれば眠れるものではない。仕方ない、いつも通り、頭の中で「五十音検索」（「あ」から順に……　もちろん、濁点、半濁点も含む）を行う。

　以前は、これをやれば名前などが出てきたのだが、最近は、ダメである。思い出せない事を放ったらかしにしてはいけない、ボケは進むと読んだ事がある。とは言え、冬の夜は寒い。起きて調べるほどの事でなないだろう。明朝、調べるからと己を宥め、眠りにつく。調べ事があるとの記憶は、まだキチンとある。以前、ブログに載せたはずだ。「ブチル　Goeche（我が、ハンドルネーム）」で検索する。即、出た。「チューブラー：ブチルとラテックス……: Goeche's Blog」　

　ラテックスか～　五十音検索で、ラ行も頭に置いたはずだが。でも、脳味噌を使っている事には変わりないのでは……　そんなこんなの毎日である。